2013年07月24日

ガジェット楽器見本市 - DS in da HOUSE!!!

 パーティーレポートというものを、ずーっとサボっていましたので、書きたいと思います。

 このところ、個人的に力を入れていた、電池駆動楽器関係のイベントのほうに触れます。

 とはいえ、フライヤーを作ってくださっているデザイナーのShunさんが、レポートしてくださっていますので、まずはそちらをご覧ください。

2012.10.14 佐野電磁×ガジェット楽器見本市
http://moonplants.blogspot.com/2012/10/20121014.html

2013.03.31 ヨナオケイシ×ガジェット楽器見本市U
イベントレポと近況
http://moonplants.blogspot.com/2013/04/blog-post.html


 私のほうでは、かなり個人的な主観で書いてしまいます。ご容赦ください。 

 私が初めて主催させていただいた電池駆動楽器オンリーのイベントは『M01ガジェット演奏会』でした。たしか、2011年12月に、Sound Bar m'sにておこないました。

 ゲストに、ニンテンドーDS用アナログモデリングシンセサイザー『KORG DS-10』や、同じくDS用の音楽制作ツール『KORG M01』(3DS用ダウンロード版『M01D』として再発されました)を開発された、佐野電磁さんをお迎えしました。そして、中部・北陸・関西のヘビーユーザー、そして豊橋への帰省と合わせて参加してくださったサイモンガー・モバイルさん&嫁モバイルさんが集結しました。

 このとき、もともと人前に出ることが苦手な私は、異常にテンパってしまい、佐野さんからの厳しいツッコミを受けてさらにテンパるという、テンパりスパイラルに陥っていました。

 撮影どころではなかったため、パーティーレポートなどと言いながら、写真少ないです。

 私は、自分にとって初めての電池駆動楽器オンリーイベント主催で、ニッチでもあるため、集客は見込めないと思い、出演者をたくさん集めることにしました。
 ところが、ふたを開けてみると、佐野さん、サイモンガーさん、【夜間】さん、ワンカップPさんといった、知名度の高い方々のおかげもあって、大盛況となりました。

 みなさん、大変すばらしいライブを披露してくださり、大成功となりました。

 とくに、BeyeRさんによる、DS-10を使ったインダストリアル系ガバは、多くのお客様の興味を惹きつけ、会場を盛り上げてくれました。

↓例えば、こんな曲↓
https://soundcloud.com/beyer_ds/dimension-collapse

 BeyeRさんは、その後、レギュラー(定期開催)でおこなわれているハードコアテクノ系のDJイベントで、ニンテンドーDSを使ったライブを披露しました。
 私の把握している限り、名古屋では、初めてだと思います。

 私は、自分の主催したイベントから、活躍の機会が増える人が出たことを、とても嬉しく思いました。

 ちなみに、サイモンガー・モバイルさん、嫁モバイルさんは、私が主催していた"Hug Me!"というDJイベントの1周年記念のゲストとして、再びお迎えしました。お客さんのノリが色々ヤバかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=3bf_OVvtsec&feature=share&list=PL4959E1C1AF120150

 私は、まだまだ主催者として未熟だったため、この『M01ガジェット演奏会』というイベント、本当はさまざまなところで不備がありました。例えば、時間帯によっては、若干、会場のキャパを超えてしまっていたと思います。
 それらは次からのイベントでの改善点となりました。

 私が、電池駆動楽器イベントで表現したいことは、二つです。

 ひとつは、電池駆動楽器は本当に楽器であり、極端に機能を特化したヤバイものが多いこと。
 もうひとつは、初心者にとって扱いやすいものが多く、これから音楽を始めたい方や、一度音楽に挫折した方でも、比較的扱いやすいこと。

 これはずっと変わっていません。

 どちらかというと、「電池駆動楽器なら簡単にヤバイ音を出せて楽しいですよ! ぜひ気軽に手にとってみてください!」といった感じで、曲作りや演奏の敷居が低くなっているツールを見せたい気持ちが大きかったです。

 他方で、機材に興味のある方には、物足りなかったかもしれません。
 もし、そのような感想を抱いた方がいらっしゃったら、私の告知方法に不備があったということになります。告知ページやフライヤー等で、ターゲット層を明確に表すことができなかったことが、原因として考えられます。
 これは、他のイベントの告知でも同じだと考えていて、主催者側がターゲット層と考えていない方を呼んでしまっては、いけないと思っています。退屈させてしまっては申し訳ないので。

 さて、その後、いくつかのユルいイベントを経て、『ガジェット楽器見本市』開催となります。
 このときからフライヤーをShunさんにお願いしています。
 
 ゲストは再び佐野電磁さん。
 CBCラジオで週末のワイド番組『電磁マシマシ』(毎週土曜日, 21:00, 1053kHz)のレギュラーが始まっていたため、ぜひ、この機会に再びお願いしたいと思いました。
 他の出演者は、前回に比べて、やや少なくなりました。その分、会場のキャパにちょうどいい人数となり、その点ではうまくいったと思いました。

 佐野さんによる厳しいツッコミは、前回を超える勢いで、私はまたしてもテンパりスパイラルに陥りました。

 ヘビーユーザーさんのライブの他にお客様にM01を触ってもらって、ひとりひとりが別々のパートを打ち込んで、最終的に1曲を作るという企画をおこないました。
 本当に、それなりにカッコイイ曲ができてしまったので、私としても驚きました。みんな、音楽が大好きなんですね♪

 【夜間】さんによるDS-10の音は、ナインインチネイルズ系のインダストリアルだったり、ギュワンギュワン鳴るノイズ・ドローンだったりと、開発者の佐野さんでさえ「オレが作ったソフトなのに、どうやって鳴らしているかわからない」と驚くほどでした。

↓例えばこんな曲↓
http://youtu.be/ICVLs1gVS_8

 このイベントで、佐野さんが、inktransさんの"hororine"(ほろりね)という曲を大変に気に入ったらしく、翌週の『電磁マシマシ』でかかっていました。オケはDS-10 Plusだけ作られているそうです。かわいらしくも何度も聴きたくなるような味わい深い曲だと思います。
http://youtu.be/8kdZTor62gM

 また、フライヤーをデザインしてくださったShunさんは、このときのフライヤーがきっかけで、『電磁マシマシ』CDアルバムの、ジャケットをデザインされたそうです。
http://www.detune.co.jp/denji_mashima_CD.html

 イベントを主催するって、すごくしんどい(とくに私はライブイベントに慣れていないから)ことも多いのだけれど、その瞬間を楽しく過ごせたり、後から思わぬ広がりがあったりすることで、「またやりたいな」って思えるようになります。

 2013年3月31日、『星霜鋼機ストラニア』等のゲーム作曲家にして、iPad用アナログシンセサイザーアプリ"iPolysix"等へのデモ曲提供でガジェット楽器界を常にリードしつづけている、ヨナオケイシさんをお迎えして、『ガジェット楽器見本市U』をおこないました。
 DJ機材専門店のオタイレコードさま、KORGさまのご協力をいただき、KORG製の電池駆動楽器を貸していただきました。

 ようやく写真が少しだけ出てきます。

20130331BeyeR.jpg
BeyeRさんのハーコー!!!

20130331DaisukeOhnuma.jpg
演奏中に使い方を教えてくれる優しいDaisuke Ohnumaさん。

20130331kowaoto.jpg
日本で最もギャップのありすぎるスーツ姿、怖音さん。

↓ギャップの原因はこの音↓
https://soundcloud.com/kowaoto/stdptn

20130331hotaruya02.jpg
HOTARU-YAさんによる大変分かりやすいKaossilator2講座。

 私自身がニンテンドーDSやiPadのソフトウェアシンセに関心が強いことが原因なのか、一連のイベントでは、トミーさんしか実機を使ったライブをしていませんでした(サイモンガーさんの鼻笛や嫁モバイルさんのメロディオン等を除くと)。
 とはいえ、普段はライブで実機を使わない方であっても、興味は持っていますし、家では色々持っていて遊んでいることが多いです。
 HOTARU-YAさんは、ほとんどワークショップ形式で、みんなに使い方を教えてくださいました。ありがたかったです。

20130331hotaruya.jpg
HOTARU-YAさんの『ゆゆ式』痛monotribe!!!

20130331yonao01.jpg
ゲストのヨナオケイシさん! まだ写真が撮れる状態のときです。
 というのも、このあと、FM音源のダブステップ等で、大盛り上がりになってしまい、写真を撮るどころではなくなってしまいました。主な原因は、私が踊ってしまい、撮影を忘れてしまったからです。ごめんなさいごめんなさい。

FM音源によるダブステップ!
https://soundcloud.com/yonao/iym2151-fm2step

20130331yonao02.jpg
手元を見れるのはありがたいです♪♪♪ 遠方から来てくださったヨナオさんファンの方も興味津々でした。

20130331yonao03.jpg
「うおおおおお!」って盛り上がったので、何かと思ったら、ヨナオさんが『電磁マシマシ』から生まれた『関東ローム層』Tシャツに着替えてた!!!


 私は、ヨナオさんによるプレイと、お客様の反応から、「音だけで勝負する電池駆動楽器ができるはず。そんなイベントをしたい!」と、強く思いました。


 2013年6月16日、結果として、Sound Bar m's最後(7/28をもって閉店)の、電池駆動楽器イベントとなってしまいました。

 この日は、久しぶりの方や、初めての方、遠方の方にもお会いできました。嬉しかったです。

 DS-10発売5周年、生産終了していた『M01』に変わる3DS用ダウンロード版『M01D』発売を記念して、ニンテンドーDSをハッキリとメインに据えました。

 イベント名を、"DS in da HOUSE!!!"として、「このクラブに、超ヤバイ今日の主役、ニンテンドーDSが登場だぜ!!!」といった意味をこめました。
 私なりに、音だけで勝負しようという、決意を表明したつもり…、

だったのですが、"in da house"が、古いヒップホップ系のスラングだったためか、どこまで伝わっていたのかは自信のないところです。

 このイベントでは、後半をDJイベントのようにしたいと考えて、4つ打ちのD(S)Jで曲をどんどんつないでいく形式に決めました。

 一番に声をかけようと思ったゲストはKaoru Watanabeさん。
20130616watanabe01.jpg

 DSを持っていなくても参加OKで、大御所ほど酒を飲むばかりでまともに鳴らさないことでおなじみの、電池駆動楽器中心のゆるふわ系レイブ『DS-10 Picnic! in お台場』を続けるなど、このシーンの中心人物です。
 実は、名古屋で電池駆動楽器系のイベントを立ち上げる前に、彼やその仲間には、大変お世話になりました。そのおかげで、私は、一連のイベントを打つことができました。心から感謝しています。

 曲のほうはガチな4つ打ち中心。"D(S)J"と呼ばれるDJをもとにした曲を次々とつないでいくプレイはフロア即対応!!!
http://youtu.be/RwhRgWs0EIY

20130616watanabe02.jpg
 手元をガン見できました。

 Watanabeさんのプレイは大変参考になると思います。今年も、何度か、ピクニックがおこなわれるとおもいます。ぜひ、彼とのセッションを経験してみてください♪

 そして、私も参加している和テクノ・コンピレーションアルバム『制御棒侍』シリーズ、プロジェクトリーダーのCardiac Tranceさん、彼女とユニットを組んでいるX-traX(くろすとらっくす)さんにも、ゲストで出ていただきました。
 ソロとユニットで1セットずつという、ムチャなオファーにもかかわらず、快く引き受けてくださり、ありがたかったです。

20130616ctx.jpg
『制御棒侍』収録 CT+X “瞬間、心、定めて。 - I am here and alive -”ライブ演奏中!!!

こちらで試聴・購入できます。
映画『制御棒侍』オリジナルサウンドトラック Control Rod Samurai Haku The Movie Original Soundtrack
http://routenote.com/r/Yotsuchi%20Systems/5051813954108

 まもなく、iTunesやAmazon等で、国内配信される予定です。もうしばらくお待ちください。

 この日は、全員のライブが素晴らしく、悔いのないイベントとなりました。

 とくに、決して有名でも、場数を踏んでいるわけでもない、中部北陸勢が、本当のDJイベントのように、イイ流れと交代をしてくれました。

 ぺたーさん(普段はニュースタイルガバ多め)のキレイもののテクノに始まり、
トミーさんによるmonotribeでのミニマル、
BeyeRさんはBPM140ぐらいからじわじわとハーコーへとアゲてゆき、
インダストリアルガバを受けたDaisuke OhnumaさんはDSの機能をフルに使ったインダストリアルノイズ、
【夜間】さんと怖音さんは安定のヤバイ音。

 また、Ohnumaさんのノイズへ関東勢がやたら関心を示したことに、私は驚きました。
http://youtu.be/BCvyK07LTu0

 それは、彼の才能を私がイベントの中でアピールできていなかったのかもしれないし、関東にはそのような音を評価するだけの土台が名古屋とは違った形であるのかもしれません。

 これまで、イベントごとに、誰かが才能を発揮もしくは発見されて、活躍の場を広げる等、嬉しいことが起きていました。
 私は、素晴らしい仲間に恵まれて、幸せです。

 また、このようなニッチすぎるイベントを、快く拾ってくださったm'sさんには、いくら感謝しても足りないぐらいです。

 しばらくのあいだ、私たちは、名古屋での拠点を失います。

 もちろん、現実的な話をすると「キャパや金額の折り合いさえつけばどこの店でもいい」のですが、すぐにそのようには思えなくて、しばらくの間は放浪を続けるかもしれません。

 2010年に初めてDS-10のイベント『DS-10ワールドカップ2010 日本vsオランダ』へ遊びに行って、「うらやましい! 地元にこんなイベントがあったらいいのに!」と思ってから、純粋に音だけで勝負するイベントを開催するまでに、3年もかかりました。

 楽しい仲間もできました。

 このまま放置してしまうのは申し訳ないです。

 どういう形になるかは分からないけれど、私としては、これからも、ここで知り合った方や、一緒にイベントを運営してくださった方と、明るく楽しくヤバイ音を鳴らして遊びたいです。

 なにより、それを続けていくことで、新たに音楽仲間ができたり、音楽を始める方が増えてほしいと願っています。

 ひとまず、m'sさんでの電池駆動楽器イベントは、終わりました。

 ありがとうございました。


 かーらーのー、

7/27(土)21:00- Sound Bar m's最後のオールナイトDJイベント

"m's飲みほしNight"

にて、私も一応DJとして呼んでいただきましたので、どこかで電池駆動楽器を入れようと思っています。たぶん、DSかiPad mini。

 その日、名古屋のCBC本社から『電磁マシマシ』生放送の佐野電磁さんが、一杯飲みに遊びに来てくださるようです。彼からの厳しいツッコミと、私自身の泥酔で、その時になってみないと分からないのですが。

 最後までテンパる運命にあると覚悟を決めていま…、いやー、やーめーてー! これだけは何度イベントを重ねても慣れないですふらふら
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posted by DJ Zetu at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | パーティーレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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